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本当は違う業態になる予定だったアダム エ ロペ JUN HISTORY vol.02

2024.04.24

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「初めての本格的なセレクトショップ業態」

現社長の佐々木進がジュンへの入社直前、まだアダム エ ロペは存在しなかったが、アダム エ ロペというブランドをはじめることと、名前だけは既に決まっていた。
それは「ロペ」のメンズとレディスの複合業態として構想されており、アダムとイブをモチーフに命名された、アダム エ ロペ(仏語で「アダムとロペ」)のプロジェクトチームが立ち上がっていたからだ。フレンチアイビーをベースとしたオリジナルブランドとしてプロジェクトが進行中に、ちょうど進が入社してくる。
まだ店舗も出来ておらず、修正が可能な段階であったため、進は当時まだ珍しい業態であったセレクトショップをやりたいと言い出す。オリジナルブランドもあるが、バイヤーが海外から買い付けた様々なブランドの商品もセレクトしたお店だ。
進は留学経験があり英語が話せたうえ、セレクトショップが大好きだったこともあって、自らそのバイヤーを名乗り出る。
そして、そのバイイングしたブランドから数々のヒットブランドを生み出したことが、のちのジュンにとって重要なビジネスに繋がっていくこととなる。

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[立ち上げ裏話]
当時DCブランドブームは終焉を迎えていたが、その名残もありオリジナルブランドのデザインが過剰に華美であったため、進は、ブランドのロゴやマーク、余分なデザインをそぎ落として欲しいとお願いするものの、プロジェクトチームに理解してもらうまで非常に苦労した。また、バブル時代は「夜の服」として受け入れられてきたジュンのブランドたちが、アダム エ ロペの誕生によって、「昼の服」へとイメージが移り変わっていくこととなる。

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